雪見大福
「・・・うまいなこの餅」
静かに感激する月詠をだるそうに見やる銀時。
「えーと、ツッコミ所はいっぱいあるがーまずはこれは餅じゃなく大福で何よりもアイスだ」
「伸びるから楽しいのう」
「小倉●子がよくCMで伸ばしてるが俺はお前の方が似合うと思うぜ」
ぶほっと吹き出した。
さすが良く伸びるだけあって口元にばっちりくっつく。
「き、貴様が変なことをぬかすから餅が口に張り付いてしまったではないか!」
まったく・・・と拭おうとしたとき手をつかまれた。
「じっとしてろ」
言うや否や顔を近づけてきた。
「!」
逃げる暇もなく唇を重ねられる。
容赦なく舌で張り付いた物を舐め取られる。
「んー甘いけど少し粉っぽいなあ」
「や、やめぬか銀時っ!」
「嫌だね、こんな機会逃せねえよ」
ついに舌が口の中に侵入してきた。
「んんっ」
「こんなに口ん中甘くして、何、誘ってんの?」
「た、たわけ!餅を食べてただけだろう!?」
この糖分バカが!と言ってやりたかったが口を塞がれているので結果ジタバタするしかない。
十分に甘い口を味わった銀時はそのまま首筋にキスを落とす。
「あ・・・や、やめ・・・」
手が着物の中に侵入してきて胸を探り当てる。
包み込むように揉みしだき、ついばむようにキスを続ける。
「ぎ、銀時いかんっ神楽たちが帰ってくる!」
「んーー仕方ねえなあ、おまえ大丈夫か俺の息子はギンギンなんだけど」
これじゃあ生殺しだよ、と眉をひそめるが月詠の着物を直し始める。
「学習したぜ、次からはおまえん家でやろう」
「変なことを学習するな!」
「だってよーこんな消化不良状態マジつらいし」
月詠の耳たぶを甘噛みする。
「あ・・・んっ」
「んな声出されちゃまた元気になっちゃうんですけど」
その時、勢い良く玄関の扉が開く音が聞こえてきた。
神楽と新八と定春が御帰還のようだ。
慌てて立ち上がる月詠、対照的に落ち着き払いため息を吐く銀時。
頭をボリボリと掻きつつソファーに横たわり先週号のジャンプを開くのだった。
あとがき
こりゃ15禁だわ・・・の一言です。
何が雪見大福だというツッコミはなしで。
言いたい事は多々あると思いますが笑顔で許してください。
禁でも全力で許してください。
5000HITの君に捧げます。
禁でもいいと言ってくれたあなたは神です、いらんっつっても差し上げますんで。ハイ。
そんなにひどくないと思いますーキスして触ってるだけです(逃)
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