翌朝、真っ先に起きたのはやはり新八だった。

隣の神楽は寝相こそ最悪だったが幸い寝言は無かったようだ。
その隣では月詠が気持ちよさそうに寝ていた。
いつものピリピリとした彼女を見慣れているためか、安心しきったように眠る彼女は実に微笑ましかった。
つい微笑んでいるとその隣の布団で寝ているはずの銀時がいない。
良く見ると彼は月詠のそばで眠っていた。


「・・・・・・え?」


メガネにひびが入る。
そういうこと?え、まじか、僕らがいるのに・・・?
腕枕をしていてそのまま寝てしまったのか、銀時は布団をかけていなかった。

何も見なかった風を決め込み洗面所へと向かう新八だったが、その表情は実に赤い呆れ顔だった。






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あとがき

9が読めなかった方でも何があったか10話で悟ってください。
めっちゃ短文ですが受け取ってください(逃)
いやー長かった・・・アレもコレもと詰め込んでいたらなんかやばい長文に。
短くまとめられる文才カモン。