*18禁です。
苦手な方や18歳未満の方は絶対逃げてください。

      























マントをひるがえし、月詠をソファーに押し倒した。
すんでの所でシャンパングラスをテーブルに置いた。


「な、何するんじゃ!」

「そんな格好で俺を誘いやがって、何するも何もねえだろ!」

「いつわっちが貴様を誘ったか!?こんな所で辞めなんし!!」

「却下だ!もう止まらねーよ」


問答無用で首筋に顔をうずめる。
いきなり強く吸われて月詠はビクッとなる。


「あっ・・・ばか何する、ぬし酔っておるな!?」


テーブルに転がる缶ビールの山。
ノンアルコールなシャンパンでは物足りず、銀時だけはビールを飲んでいたらしい。
銀時が顔を上げると首筋にばっちりキスマークがついていた。


「化粧で隠しゃ・・・」


言いかけて銀時が自らの口元に手をやった。
取り付けた牙は吸い付くには邪魔な物となる。
ばっちりつけたはずのキスマークもどこか物足りない薄いものだった。


「どうしたんじゃ?」

「いや、邪魔な物は排除すればいいんだ」


乱暴に牙を外し再び月詠を見下ろした。


「生き血は啜れねえが、おまえを抱くという使命は果たせそうだぜ」

「まったく・・・都合のいい吸血鬼じゃな、うあっ」

「海賊プレイとは新鮮だねえーこの場合、吸血鬼プレイになるのか?」


言いながら月詠の両腕を片手で押さえつける。


「は、離せばか!」

「せっかく捕らえた獲物をみすみす逃がすわけねーだろが。
この機会を逃すほど吸血鬼様も優しくないよ」

「たわけ酔っ払いが!脱がしながら言うな・・・んっ」


突然、唇をふさがれた。
舌が遠慮なく絡まってきたので文句も中断された。


「その海賊コスいいねえーまぁナースコスには負けるがな」

「負けで結構じゃ!」

「え、次はナースになってくれんの?」

「絶対ならん!!」


即答したものの押し倒されている状況は変わらず、どんどん脱がされていく。


「この変態がっ」

「あらら、ひどい言われようーでもまじでいいよそのコス。
吸血鬼様も生き血よりおまえにゾッコンだぜ」

「せっかく髪を上げて男前なのに行動が変質者だ」

「あーあ、あまりそういうこと言ってると後悔するぜ?
俺は今、非常にエロいドラキュラ伯爵様だってこと忘れてねーか?」


耳元で囁かれてゾクリとする。はだけかけている服がさらにはだけさせられていく。
こやつ・・・ここでする気か・・・・・
月詠は逃げ出したかったが男の力にかなうわけもなく、あっという間に服の前ボタンが外された。
するりと手が差し込まれ舌が這わされる。


「あ・・・っ」


酔っているはずなのに器用に下着を外し、現れた桜色の突起を舌が捕らえる。
強く吸い上げるとたまらず月詠が声を上げる。


「や、やめ・・・ああ、ん」


執拗に舐めてくる。
下のほうに手をやるとそこはもうグッショリと濡れていた。
手を抜いて口に運ぶ銀時。


「見ろ、こんなになってるのに今さら止められるか」


にっと笑うとそのまま顔を下に移動させた。
濡れた秘部を攻め始めると月詠の体がピクピクと反応する。
しばらく愛撫は続けられ、ぐったりとなった月詠の髪をそっと撫でる。


「いいか、これからが本番だぜ」


ぐっと熱い物を押し入れる。
月詠がびくっとなるが徐々に表情が恍惚としたものに変わってくる。
動き始めると背中をグイッと握られた。


「あっ・・・ん・・・んっ・・・」

「はあ・・・はあ・・・くっ」


中に熱い液体が注ぎこまれ、二人はほぼ同時に果てた。
月詠はぐったりと荒い息を抑えていたので、銀時は服を着るとそっと抱き上げた。
熱を帯びた体がまた月詠を欲するかもしれない。
きっとそんな男の事情が通じるほど月詠の体は強くない。

抱いたままベッドに運ぼうと決意する銀時だった。